古くなった玄関前の土間をおしゃれなアプローチへリフォームする方法
家を建てる時、玄関前に土間コンクリートを流すだけで外構工事を終わらせた方も多いのではないでしょうか？
月日がたち、雨にさらされた土間コンクリートは、汚れたり黒くなったりします。
また玄関前にステキなアプローチがあるお宅がご近所に建つと、そちらの方が魅力的に感じるかもしれません。
玄関前のアプローチは、家の顔と言っても過言ではないかもしれません。
暮らしている家族や訪問されたお客様に、さまざまな印象を与える場所です。
おしゃれなものならば家の印象を良くし、逆に綺麗に整っていなければ家の印象が悪くなりかねません。
このページでは、玄関前の外構リフォームについて解説していきます。
ご自宅の玄関前が汚れて黒ずんでいたり、不快に感じたりしている方は、ぜひ参考にしてください。
玄関アプローチによく使われる７種類の施工方法
タイル工事
アプローチによく利用されるのがタイルを用いた工事です。
タイルの種類も豊富で色見本やサンプルを見ながら、好みのものを選ぶことができます。
アプローチの主流とも言えるほど人気があります。
しかし、雨にぬれると滑りやすかったり、下の画像のように年月が経ち、はがれてしまったりすることもあります。
インターロッキング工事
転圧（締め固める）したのち、ブロックの目地に細かい砂をかませながらブロックを互い違いに並べていきます。ブロックの色の種類が豊富なため、家や玄関の雰囲気に合わせて色を選ぶことができ、よりオシャレに演出することが可能です。
材料費が砂とブロックだけですので、低価格で施工できます。（工賃は別です）
しかし時間が経過すると、しっかり転圧して施工しても、インターロッキングがガタついたり、波を打ったりします。その部分だけ、ブロックを敷き詰めなおすことができないため、すべてのブロックをめくり、敷き詰めなおさなければいけません。
敷き詰めたブロックの間から、雑草が生えてきますので、気になる方は草むしりをしなくてはいけません。
飛び石工事
人が歩く箇所に丸や四角の石を敷く工事になります。
敷石の周りにきれいな化粧砂利を敷き詰めたり、芝生や玉竜など植栽を植えたりします。
敷石の枚数や素材、敷石回りに選ぶものによって値段が変わります。
化粧砂利は最初は真っ白できれいですが、月日が経つと黒ずんできます。気になる方は、砂利を洗ったり新しいものに入れ替えたりすることをおすすめします。
敷石周りに植える芝生もよく成長しますので、定期的に芝刈りをして、ご自身でこまめにメンテナンスできる方におすすめです。
洗い出し工事
洗い出しとは、コンクリートが固まりきる前に表面を水で洗い流し、砂利を露出させて、ざらついた仕上がりに見せる施工です。
滑り止め効果があり、アプローチに適した工法ですが、綺麗に仕上げるためには職人の技術が必要です。
レンガ敷き工事
ガーデニングがお好きな方や、ロッジ風の木をふんだんに使ったおうちにお住まいの方は、レンガ敷きアプローチも心惹かれるのではないでしょうか？
趣きがあってステキですが、ガタつきや一部陥没することもあり、そこに水がたまることもあります。
上の画像のお宅は、植栽が大きく育ち太い根がレンガを押し上げて、アプローチが波打ってしまいました。
乱形石貼り工事
乱切りした石をバランス良く並べ、間にセメントを詰めていく施工方法です。不揃いな石は規則正しく並ばない為、自然な感じをかもし出し、上品でおしゃれな仕上がりになります。
石の割り方、目地のほどよい広さなど職人技が必要となる施工方法です。
スタンプコンクリート工事
その名の通り、コンクリートにスタンプのように型押しすることで模様をつける施工方法です。色や形のバリエーションが豊富で、石を貼ったように見せるスタンプや枕木風、レンガ風などさまざまなスタンプがあり、ご自宅の雰囲気に合わせることができます。
こちらの工事は、技術研修を受けた認定登録施工店しか工事ができない施工方法です。
汚れた土間アプローチを解体しオシャレなアプローチへリフォーム
新築時に建設会社にお任せした玄関前アプローチは、土間コンクリートが流されただけのもので、お客様の納得のいく仕上がりではありませんでした。
「ステキじゃない」「気に入らない」と思ってはいても、今あるものを解体して、外構リフォームすることはお金もかかりますし、なかなかできることではありません。
築10年を目前に控えたお客様は、やはり自分の理想のアプローチにしたいとリフォームを決心されました。
重機が入って27㎡の解体工事に着手。
解体、撤去工事一式約23万円になります。
お客様は、技術を有した施工店しか取り扱えない「スタンプコンクリート」を玄関前アプローチに施工されました。ご自身でお色やスタンプの種類を選ばれ、また配置場所もイラストを描かれ業者さんへお伝えしました。お客様の思い描いた通りのアプローチを工事してもらいました。
土間打設工事一式約36万円。（スタンプコンクリート含む）
解体時の電気設備撤去工事や、新しく手洗いボールを設置する配管工事を含め、玄関前解体及びアプローチ外構リフォームは総額約72万円でした。
お任せプランではなく、ご自身で描かれたアプローチのイラストが、目の前に実現することができ、納得のいく仕上がりにとても喜ばれました。
まとめ
外出の際や帰宅の際など、必ず目にする玄関前アプローチは、家族やお客様を迎え入れる大切な場所であり、家の顔と言っても過言ではありません。
折角なら、気持ちよくアプローチを歩く方が幸せを感じるのではないでしょうか？
今あるものを解体して、新しくすることに「もったいない」という気持ちが芽生えたり抵抗があったりすると思います。しかし、ご自身が「嫌だな」と感じるのであれば、どれだけでも新しくリフォームすることができます。
一新して、気持ちの良い暮らしに変えてみませんか？
このページが、玄関前アプローチの外構リフォームを考えている方に参考にしていただければ幸いです。
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