冬の玄関や廊下が、とても寒いと悩んでいる方が多くいらっしゃいます。
玄関からは、私たちが思っている以上に冷気が入り込んでいるからです。
寒いからと言って、リビングやダイニングのように、玄関や廊下に暖房器具を設置するお宅はほとんどありません。
どうしたら、玄関や廊下の寒さを軽減することができるのでしょうか?
それは、断熱性能の高い玄関にリフォームすることで解決できます。
出典:YKKAP
上の図が示すように、家の中で暖められた熱は、玄関ドアや窓から一番多く流出しています。
多くの方が、玄関のリフォームなんて、大がかりな工事は気が重いとあきらめています。
毎日の暮らしを快適なものにするには、玄関もリフォームが必要になってきます。
このページでは、冬、玄関や廊下が寒くてお困りの方へ、たった1日で完成するお手軽リフォームについて説明していきます。
みなさん、「ヒートショック」をご存知ですか?
ご高齢の方が、家庭で亡くなる原因の4分の1を、ヒートショックが占めていると言われています。
「ヒートショック」とは、急激な温度変化によって、血圧の急上昇や急下降、脈拍の変動などが体に及ぼす影響のことで、冬場に多く発生しています。
命取りになりかねない「ヒートショック」は、身近で起きているのです。
玄関は、家への出入りをする場所なので、開閉時はもちろんですが、閉めている時も、熱は隙間から少しずつ漏れたり、外から入ってきたりしています。
また、玄関の素材がアルミですと、熱伝導率が高く、冬は寒く夏は暑くなり、玄関は外の温度に非常に左右されます。
このことから、玄関は冬場とても冷えるのです。
長い時間過ごすリビングを暖めれば暖めるほど、玄関との温度差が生じ、ヒートショックの危険が高まります。
ヒートショックの危険から身を守るには、少しでも、玄関と部屋の温度差を少なくすることです。
ではどのような方法で、玄関と部屋の温度差を少なくするのがいいのでしょうか?
外の温度に非常に左右される玄関ドアを、断熱性の高い玄関ドアにリフォームすることで、寒さを軽減することができます!
施工手順を見ていきましょう。
出典:YKKAP
①古い玄関ドアを取り外します
②不要な部分に対して工具を使い、切り落としたり取り外したりしていきます
③新しい玄関用の枠を取り付け、新しい玄関ドア本体を取り付けます
④室内、室外に、化粧額縁を取り付けます
⑤玄関に鍵やハンドルなど取り付けて完成です
壁を壊さない「カバー工法」という施工で、短時間で最新の、断熱ドアにリフォームできます!
「カバー工法」とは既存のドアの枠に、新しい枠をかぶせる工法です。
この方法にはメリット、デメリットがあります。
まずはメリットから2つ紹介します。
1:経済的
壁を壊さないので、費用が安く済みます。
既存のドアの枠を取り外すには、壁と床を壊す必要があります。
そうすると、大工さん、サッシ工事、外壁工事、クロスの張替え、タイル工事など、たくさんの工事が必要になり、複数の業者さんに施工に入ってもらわなくてはいけません。
それに比べ、カバー工法はサッシ工事のみなので、いろいろな業種の業者さんが工事に携わらないため、費用を抑えることが可能です。
2:1日で工事完了
壁を壊す工事ですと、完成までに1週間以上かかる可能性があります。
カバー工法の玄関リフォームをすれば、朝から夕方までの1日で完了でき、工事音やほこりも最小限で済み、ご近所様へのお気遣いも少なくなります。
次にデメリットです。
出典:YKKAP
既存の枠に新しい枠をかぶせるため、幅と高さが今までより少し狭くなります。
お客様のお宅は、築30年経ったアルミ製の玄関ドアで、冬とても寒く、身が縮まる思いをしていると話してくださいました。
部屋やお風呂には二重窓を施工され、部屋は断熱効果が上がり、快適な生活になった反面、玄関の寒さが余計に際立ちました。
開業医のご主人は、部屋を出て玄関がある廊下を通り、診療室に向かいます。
その際、暖められた部屋から寒い玄関前の廊下を通り、暖かい診療室に入ることになります。
ヒートショックを心配された奥様から、
「玄関や廊下の寒さをどうにかしたいので、玄関を断熱効果があるものにリフォームしたいの。でも、玄関の隣は診療室で、毎日業者さんが工事に来られると、工事の音や、患者さんの駐車スペースも無くなってしまうのは困るのよね」と相談を受けました。
そこで、私は、休診日の日に工事に入り、たった1日で工事が終わり、1番断熱性能の高い玄関ドアへのリフォームを提案しました。
①断熱性能を選びます。
断熱タイプには、35のデザインと9色のお色があります。
断熱性が少ないアルミタイプには、9のデザインと8色のお色があります。
出典:YKKAP
断熱を目的とした玄関リフォームの場合、北海道や東北の地域でなくても、D2仕様をおすすめしています。
②デザイン・カラーを選ぶ
おうちの外観イメージや、外壁の色に合わせて、デザインやカラーをお選びください。
カタログだけでは、わかりにくい点もありますので、ぜひ、お近くのYKKの展示場で実際に見ていただくことをおすすめします。
同じデザインでもお色が違うだけで、ガラリと雰囲気は変わります。
ご自宅の玄関の写真を利用して、リフォーム後をシミュレーションできるシステムがあるので利用してみましょう。
「リモNAVi」といいます。
玄関の写真を撮影して、下記へアクセスするだけです。
出典:YKKAP
③枠を選びます
ご自宅の開口サイズに合わせて、枠の種類をお選びください。
いくつか例を載せておきます。
下の画像は、「片開きドア」です。
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「両開きドア」
出典:YKKAP
「両袖FIXドア」
出典:YKKAP
「ランマ付き両袖FIX」
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このように、開口サイズに合わせて、お選びいただきます。
④ハンドル・カギを選ぶ
鍵の開け閉めがとても便利な「スマートコントロールキー」は、リモコン、カード、シールなどで施錠、解錠ができる電気錠です。
手がふさがっている時、鍵穴が見えづらい時など、バックやポケットにリモコンを入れておけば、いちいち取り出さなくても、玄関ドアのハンドルボタンを押すだけで施解錠できます。
電気錠の電源は、電池式とAC電源式の2通りがあり、電池式を選ばれましたら、電気の配線工事が不要というメリットがあります。
AC電源式は、配線工事は必要ですが、電池がなくなる心配をしたり、電池の交換の手間が無かったりするというメリットがあります。
もしもの場合・・・
電池切れや停電の際は、非常用の手動錠がついているので、開け閉めは可能です!
また、鍵穴が見えないことから、防犯面でも安心です。
出典:YKKAP
下の画像は、シンプルなデザインで、どんなドアにもマッチするストレートハンドルです。
出典:YKKAP
ロートアイアン調の手作りの風合いを表現した洋風カーブハンドルの2種類からお選び頂きます。
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手動で鍵を開け閉めするタイプを選ばれた際は、手動錠用のハンドルをお選びいただきます。
出典:YKKAP
上のストレートハンドルと、下のクラシックハンドル、ロートアイアン調ハンドルからお選びいただきます。
出典:YKKAP
⑤納まりを選ぶ
既存のドアの納まりに合わせて額縁サイズを決めます。
また下枠を綺麗に仕上げるオプションもあります。
こちらは、実際施工に入る業者さんに選んでもらうと良いです。
⑥オプションを選ぶ
袖FIX枠を選ばれた方で、ポストが欲しいという際、ポスト付枠をお選び頂きます。
子扉を、通風子扉、採光付子扉をお選びいただけます。
*お色によっては、通風子扉の設定のないものもありますので、見積もりに来られた業者さんへ確認をお願いします。
今までの玄関はアルミ製の玄関ドアでした。
ランマもあり、ガラス面が非常に多いため、夏は暑く、冬は寒い玄関でした。
お客様からのご依頼は、断熱性能をあげ、冬でも寒くない玄関と廊下にすることが目的でしたので、玄関ドアは断熱タイプD2仕様のものを施工させてもらいました。
ドアのデザインはM04v、お色は桑炭で、枠は両袖FIXポスト付きです。
デザイン、カラーは、お客様がYKKAPの展示場に足を運ばれ、ご自身で選ばれました。
カタログやネットで見るより、展示場に行くことが可能でしたら、お色やドアを見て触って、選ばれることをおすすめします。
スマートコントロールキーを導入し、バックから鍵をいちいち出さなくても、施錠でき、買い物帰りなど、手がふさがっている状態でも解錠できるようになり、奥様はとても便利になり喜んでくださいました。
アルミ製の玄関に比べ、断熱性がアップしたことにより、
「玄関の寒さが軽減され、リビング、玄関、診察室への温度差が減りました」と、ご主人の先生も喜んでくださいました。
こちらの玄関リフォームのお値段は、工事費込みで約50万円です。(お値段は店舗により異なります)
工事期間は、朝から夕方までのたった1日で完成です。
アルミ製の玄関は、熱伝導率が高く、外の温度に非常に左右され、冬の玄関はとても寒い場所となります。
リビングを暖房器具で暖めれば暖めるほど、玄関や廊下はとても寒く、部屋との温度差が生じます。
温度差ができるほどヒートショックの危険も高まります。
部屋と玄関の温度差を軽減するには、断熱性能の高い玄関にリフォームすることです。
多くの方が、玄関リフォームはとても大がかりな工事で、工事期間は長く、お値段も高いと思われています。
カバー工法を利用すれば、玄関リフォームはたった1日で完成し、お値段も押さえることができるのです。
寒い玄関で過ごすしかないと、あきらめていませんか?
たった1日のリフォームで、寒さを軽減することができます。
ぜひ、カバー工法を利用した玄関リフォームで快適な暮らしを手に入れませんか?
わたしは、富山県でサッシ屋を営んでいます。
うえで紹介した玄関リフォーム工事はわが社で施工したものです。
同業者は県内にもたくさんあり、同じYKKapのリフォーム玄関でも、店舗によって値段はちがいます。
また、工事費や値引きも店舗によってさまざまなため、リフォーム価格に差が出るのです!
そのため、リフォームをお考えの方には、
ぜひ数社から見積もりをとって見比べていただきたいと切に思います。
「うちも玄関を新しくしよう!」と思われたとき、
あなたはどこから見積もりをとりますか?
自分の住んでいる町のなかから、どのお店に頼めばいいのか・・・
悩んだりするものです。
その点!
下記からお申し込みをされますと、厳選された最寄りのリフォーム会社を紹介してもらえます。
そのため、誰でも!簡単に!無料で!数社から見積もりを取ることができるんです。
値段を見比べて・・・
届いたお見積もりのなかから、
一番安いお店を選ぶもよし、一番対応が良かったお店を選ぶもよし、断るも良し!
ぜひ、下記のサイトを利用し、より良い施工業者をお探しくださいね!