身近にひそむ命の危険!住宅横の用水路にはフェンスの設置で転落防止対策

用水 フェンス 転落防止

 

全国至るところに用水路はあります。

ある県では、用水路に落ちる事故が相次ぎ、自転車やバイクで転落死した件数が3年間で31件にのぼりました。

中には、幅60cm、水深15㎝の小さな用水路でさえも、命を落とした事例もあります。

用水路は大きくても小さくても、転落すれば非常に危険な場所です。

 

このように、とても危険な用水路ですが、多くの場所で柵が無い状態のままです。

国など行政で、柵を作ればいいと思われますが、作るにはお金も時間もかかります。

また、今後の管理も含め、現状では予算がなかなか取れないのです。

そして、農業用の用水路にも、柵はありません。こちらは、作業するのに邪魔になるため、柵の設置を反対する農業従事者の方が多いからです。

 

全ての用水路に柵が設置されることは、容易ではありません。

ご自宅の横に用水路がある方に、命を守る落下防止対策をこちらのページで紹介します。

 

ご自宅の横に用水路が流れているお客様の事例

 

ご自宅の横に用水路があり、「不安を感じている」と、お客様からフェンス設置工事の依頼を受けました。不注意や何かの拍子で、落ちる危険があります。柵や塀などの設置はなく、誰でも入れる状態でした。

 

3人のお子様を持つお客様は、「もしかしたら友達と、鬼ごっこやかくれんぼなどをしていて、注意散漫になった時に落ちてしまうことがあるかもしれない」と心配されました。

晴れた気持ちの良い日は水かさも低く、恐怖を感じるような水路ではありませんが、大雨の降ったあとなどは、水位は高くなり、流れも強くなります。

そこで私は、母であるお客様に安心してもらえるよう「アルミフェンス」の施工を提案しました。

 

フェンスの種類と特徴

 

フェンスと一言でいっても、沢山の種類があります。

「スチールフェンス」「鋳物フェンス」「再生木フェン」「アルミフェンス」「竹垣風フェンス」と様々なものがありますので、今からどのようなものか、簡単に説明します。

 

スチールフェンス」は、シンプルなメッシュタイプのものが多く素材はスチール製です。

傾斜地用もあり、柱は、錆に強いアルミ製と強度のあるスチール製から選ぶことができます。

YKKAPの商品では、イーネットシリーズと呼ばれています。

                            出典:YKKAP

 

次に「鋳物フェンス」です。

アルミ鋳物ならではの味わい深い質感を表現します。
これまでにないデザインと商品ラインアップで、住宅スタイルを問わず、さまざまな住空間をトータルコーディネイトし、YKKAPの商品では、シャローネシリーズと呼ばれ、エレガントデザイン、シンプルデザインとあります。

 

                            出典:YKKAP

 

次は「再生木フェンス」の紹介です。

木目調カラーでデザインも豊富、また木目調のやさしさが、暮らしに潤いを与えます。ガーデニングにこだわる住まいの外構にもピッタリマッチします。

YKKAPの商品では、ガーデン倶楽部 リウッドシリーズと呼ばれています。

 

                            出典:YKKAP

 

最も一般的な「アルミフェンス」の紹介です。

「シンプレオシリーズ」は、ベーシックでシンプルなデザインで、幅広い住宅スタイルにマッチします。

 

                            出典:YKKAP

 

ルシアスシリーズ」は、住まいの魅力を最大限に引き立てる上質で美しいデザインで、統一感のある美しい住まいの外観を演出する新シリーズの商品です。木目調のパネルが多く選ばれます。

                            出典:YKKAP

 

最後に「竹垣風フェンス」です。

連なる竹をイメージしたデザインで、庭の間仕切りにも使える和テイストの樹脂フェンスです。

                            出典:YKKAP

 

色々な種類のフェンスをご紹介しましたが、お値段も幅広くなっています。

ご自宅の雰囲気と、お客様の好みに合ったフェンスを選んで頂きます。

 

数あるフェンスの中から目的にあったフェンスを選ぶコツ

 

フェンスにはとても多くの種類があります。

「自分の家にはどれが合うだろう」と、迷いだしたら、なかなか決めることができません。またフェンスのお値段も、選ばれる本体や高さによってはとても高額になる場合もあります。

カタログをめくると、ステキなフェンスがたくさんあり、「一般的なフェンスはオシャレじゃないな」と思われがちです。

フェンスを選ぶ5つのコツを紹介します。

 

①フェンスを設置する目的を明確にしましょう

 

・見栄えを重視し、家全体の雰囲気に合わせ、ワンランクアップするためのフェンスなのか。

・お隣さんとの境を明確にするためのフェンスなのか。

・見栄えはどうでもよく、ただフェンスがあるだけで良いのか。

 

なんの目的で、フェンスを設置するのか考えましょう。

おのずと、カタログで見なくてはいけないページが絞られてきます。

 

②フェンスを取り付ける場所を決めましょう

 

距離が長くなればなるほど、お値段も上がります。

家の周りを全部囲うのか、どちらかの面だけなのか、設置したい場所をしっかり決めましょう。

 

③フェンスの高さを決めましょう

 

高さが高くなればなるほど、お値段は上がります。

本体の必要枚数が増えるだけではなく、柱も太く丈夫なものが必要になってきます。

施工する際の工事代金も高くなりますので、どれくらいの高さが必要か目的に合わせて考えましょう。

 

④予算を決めましょう

 

見栄えを重視したフェンスになるほど値段は高くなります。

距離が長い方、高さの高い方が、高額になります。

商品代金と工事費を合わせて、大体これだけと予算を決めてしまいましょう。

 

⑤取り付けたいと思うフェンス本体を選びましょう

 

家の雰囲気に合わせ、どんな種類が似合うのか、どんなデザインの物にしようか選びましょう。

 

 

 

紹介した5つのコツを参考にしていただき、フェンス工事の考えがまとまったら、実際に業者さんで見積もりを取ってみましょう!

カタログには本体、柱の定価しか載っていません。他にも必要な部品や工事費が必要になってきます。

実際の値段は、施工業者さんに見積もりを作ってもらうまでわかりません。

 

フェンスの設置手順

 

1:既存の基礎ブロックがあった場合、「コアドリル」で柱を取り付けるための穴をあけます。設置場所が土の場合は、フェンスブロックを埋めて、柱を立てます。

*柱を一直線、かつ垂直に設置するのが、職人の腕の見せ所です‼

 

2:フェンス本体を柱に固定する。

 

3: 柱の足元を左官(さかん)できれいに仕上げます。

 

4:最後にエンドキャップを取り付けて、ゆがみが無い事を確認して設置完了です。

 

 

実際に住宅横の用水路への転落防止フェンスを設置した施工例と費用

 

のぞきこんだら、今にも落ちそうです。

今回のお客様は、3人のお子様がご自宅の横を流れる用水路に誤って転落しないよう、フェンスを設置してほしいと依頼されました。

 

フェンス工事 外構リフォーム

 

既存のブロックに、フェンスの柱を立てるための穴を「コアドリル」であけます。

 

コア工事 フェンス工事

 

ブロックが割れぬよう慎重に穴をあけていきます。

柱を立て、流したモルタルがしっかり固まったら、本体を取り付け完成です。

 

施工中、柱だけが立ち並んだ状態になります。この柱は、水平器で確認しながら垂直に立ててあります。

よくお客様が興味本位で柱を触られる場合がありますが、流したモルタルが固まる前に柱を触りますと、少しの力でも左右や前うしろなどに柱が傾くことがあるのです。そのまま流したモルタルが固まってしまうと、柱はどちらかの方向に倒れた状態で立ってしまいます。

 

施工業者からのお願いです!

きれいにまっすぐフェンスを立てるために、施工中、お客様はけっして柱に触らないよう気を付けてください!

 

 

今回施工したフェンスは、YKKAPのシンプレオフェンス SY1型です。

目的は用水路の転落防止のためであり、見栄え重視の高価でオシャレな物は不必要でしたが、まだ築10年未満のため、見た目も悪くなく、高価に見える物を選びたいというご要望がありました。私はお手頃なアルミフェンスのなかから、こちらのタイプのフェンスを提案し、お客様も気に入ってくださりました。お色はご自宅の雰囲気に合わせブラウンです。

 

高さは80㎝の物で、全長13.825m、お値段は工事費込みで約23万円です。(お値段は店舗により異なります)施工日数は順調に進み3日間で完成しました。

 

アルミフェンス 外構 フェンス工事

 

職人の腕の見せ所!

柱を一直線、かつ垂直に立てた結果、下の画像のようにフェンスがピシっとまっすぐ取りつける事ができます。

 

フェンス工事 用水路 転落防止

 

柱が綺麗に立ち並んでいないと、左右にヘゴヘゴとうねったり、フェンスの高さが凸凹になったりしてしまいます。

綺麗な完成を目指すのなら、お客様は施工中の柱には決して触らないよう気を付けましょう!

 

まとめ

 

全国いたるところに用水路はあります。

ご自宅横に用水路があるお宅も多いのではないでしょうか?誤って転落すると、命を落とすことにもなりかねない危険な箇所です。行政で柵などの設置はなかなか難しく、ご自身で命を守る必要があります。

 

小さなお子様やお年寄りがいらっしゃるご家庭は、常々、転落の心配を抱えることになります。

フェンスを設置することで、守られている安心感を得ることができます。

 

ご自宅横に用水路が流れている方々は、ぜひフェンスを設置し、安心した日々の暮らしを手に入れませんか?

 

フェンスの値段は店によって差がある

 

 

わたしは、富山県でサッシ屋を営んでいます。

窓まわりの商品以外に、フェンスなどの外構工事も施工します。

 

 

同業者は県内にもたくさんあり、同じYKKapのフェンスでも、店舗によって値段はちがいます

また、工事費や値引きも店舗によってさまざまなため、リフォーム価格に差が出るのです!

 

 

 

そのため、リフォームをお考えの方には、

ぜひ数社から見積もりをとって見比べていただきたいと切に思います

 

 

 

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「うちもフェンスを取り付けよう!」と思われた際、

 

 

自分の住んでいる町のなかから、どのお店に頼めばいいのか・・・

悩んだりするものです。

 

 

 

 

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