MADOカラリフォーム運営者の藤山奈見です。
このサイトを見つけてくださり、ありがとうございます(*’ω’*)
お風呂の窓がアルミサッシの場合、
ガラス面も枠もふくめ窓全体がとても冷たくなり、浴室が寒いと感じることがあります。
タイルの壁の場合は、余計にお風呂全体がひんやりしているのではないでしょうか?
湯船にゆっくり浸かり、体が温まってきたら、お風呂の寒さをさほど感じなくなるかもしれませんが、
要介護の方は湯船につかる事が難しく、シャワー浴しかできない方もいらっしゃいます。
夏はシャワーでいいのですが、冬はとても寒い思いをされます。
また介助する方は、少しでも暖かく入浴できるように、事前に熱い温度のシャワーを出しっ放しにしたり、
お風呂マットを敷いて足元の冷えを対策するなど工夫を凝らしています。
それでもアルミ製1枚ガラスの窓サッシからは、浴室を暖めた温度がどんどん逃げていき、とても寒い思いをします。
このページでは、
介護中に感じる浴室の寒さ対策について、施工時間が短い窓の断熱リフォームのご説明をします。
「奈見ちゃん。。。
お風呂が寒いので、少しでも暖かくなる方法はない?」と、私はママ友から相談されました。
今回ご紹介するお宅は、
ご両親と娘さんご家族と二世帯同居をされているお宅の話です。
お母さんは、20年前、病気を患い身体が不自由です。
それからずっと、家族の方がご自宅で介護をされています。
このお宅を建築されたのは、娘さんが子どもの頃で、築30年以上経過しています。
お風呂は全面タイル張りの壁と床。
昭和時代のお風呂って感じです。
浴室全体がとても冷える在来工法のバスルームでした。
ご自宅で介護をされているので、お父さんか娘さんが、お母さんをお風呂に入れます。
身体が不自由ですので、湯船に漬かることができず、シャワーを浴びる事しかできません。
暑い夏はいいのですが、冬、シャワーだけではお母さん自身とても寒い思いをされています。
そして、お風呂の介助をしたことがない私にはわからなかったことですが、
介助しているご家族も同じように寒い思いをされていました。
介助している方は洋服を着て入ると、洗髪などの際、お湯が服にかかります。
時間がたつと、冷えて寒さを余計に感じます。
冬の浴室で寒い思いをしているお母さんと、
介助するお父さんとお二人の体を心配された娘さんから、こんな相談をされました。
「窓から冷気が入り、お風呂場が寒いの。
なみちゃん、どうにかならないかな?」
あなたにとってのお風呂とは、どんな場所ですか?
わたしは、お風呂は、一日の疲れをとり、体も心もホッとする場所であって欲しいと思います。
しかし、温かいはずのお風呂が、
ヒヤっとする寒い場所で、嫌々入らなければいけなかったらどうでしょう。。。
疲れを取るどころか、不快な思いをする事になります。
今回ご相談されたお宅のお風呂は、
アルミ製一枚ガラスの窓サッシが1つあり、全面タイル張りの在来工法のお風呂場です。
タイルは陶器なので、触れるとヒンヤリ。
そのため足元の冷たさを防ぐ対策として、お風呂マットが敷いてありました。
加えて、
壁には浴室用暖房器具が取り付けられており、寒さ対策を施した形跡があります。
ご家族のみなさんは、できる限りの断熱対策をされていました!
今より少しでも暖かいお風呂にするには・・・
断熱性能の高いユニットバスにリフォームする事だと思いました。
しかし、ご自宅には介護が必要なお母さんがいらっしゃいます。
在来工法のお風呂からユニットバスへのリフォームは、解体から完成まで、
少なくとも一週間弱は工事が必要です。その間、お風呂を使用できません。
体の不自由なお母さんがいらっしゃるので、銭湯にご家族みんなで通うことは難しい状況です。
いや、無理です。
そして、お風呂の全面リフォームとなれば、グレードにもよりますが100万前後の工事費がかかり、
大がかりなリフォームが必要となってしまうでしょう。
そこで私は、
「浴室窓の寒さ対策として、樹脂製の内窓を取り付けてみませんか?」と提案しました!
今ではかなり有名になってきましたが、
内窓と言う言葉、聞いたことありますか?
少し前は「二重窓」なんて言う方も多くいらっしゃいました。
この二重窓という言葉から、内窓のことをペアガラスと間違われている方も多くいらっしゃいます。
今から内窓について、くわしく説明していきますね。
出典:YKKAP
上の画像のように、内窓と呼ばれる窓は、
今ある窓(既存の窓)の内側に、もう一つ窓を取り付けて二重にしたものです!
つまり、既存の窓+内窓となり、窓サッシが2つある状態になります。
この2つの窓が並んでいる内側の窓の事を、内窓と呼ぶのです。
よくペアガラスと間違われる事がありますが・・・
ペアガラスとは一枚の窓を二枚のガラスで構成したものであり、窓が二つ付く内窓とは異なります。
この樹脂製の窓をもう一つ施工することで、
窓の断熱性や気密性が高まり、窓際の寒さ対策ができるのです。
出典:YKKAP
ユニットバスに取り付ける事ができる「ユニットバス収まり用」と、
タイル張りのお風呂に取り付ける事ができる「タイル納まり用」の二種類があり、
さまざまな浴室に対応できます。
ガラスもお客様ご自身で選ぶことができるんですよ!
はじめに紹介するものは「単板ガラス」です。
単板ガラス仕様の内窓は、今から紹介するガラスの中では一番安価なものになります。
チラシによく掲載されている価格の安い内窓は、このガラスのものがほとんどです!
複層ガラスに比べると価格が安いため、お客様を引きつける目的で、単板ガラス仕様のものが載せてあります。
しかし、私は単板ガラス(1枚ガラス)仕様の内窓は絶対におすすめしません!
訳は、、、
単板ガラスでは、
「なんとなく暖かくなったかな~?」
と感じる程度だからです。
安いという理由だけで、この仕様の内窓を設置しないでほしいと思っています。
折角、工事されるのなら「暖かくなったな~工事してよかった!」と思っていただきたいと思っています。なので、私から「この単板ガラスの内窓いいですよ~!」とオススメすることはありません。
ただし、お客様のご要望の内容が、単板ガラスで十分叶える事が出来ると思った際は、単板ガラスの提案もします。
今回の事例では、単板ガラスの内窓はお客様の願いを叶えることができないため、オススメしませんでした。
出典:YKKAP
次に紹介するのは「複層ガラス」です。
出典:YKKAP
断熱性を高めたい方におすすめのガラスです。
私自身の経験も含め、施工された沢山のお客様に、「とても暖かくなった」と感想をいただいているガラスです。
この複層ガラスは、十分暖かくなったと実感、体感できるガラスである!とわたしは思います。
そのため、部屋を暖かくしたいと言うご希望のお客様には、ほとんどの場合この複層ガラスを提案しています。
つづいて「強化複層ガラス」「強化単板ガラス」の紹介です。
出典:YKKAP
割れに強く、万が一割れても粒状に砕けるため、ケガをしにくいガラスです。
強化複層ガラスは断熱性が高いですが・・・
強化単板ガラスでは暖かくなったと体感するほどの効果が無い為、おすすめしません。
「スチロール樹脂板」です。割れても破片が飛散しにくい樹脂製の面材です。
出典:YKKAP
つぎに紹介するのは「型ガラス」です。
ガラスの片面に凹凸のある型を押して製作されるため、型ガラスと言います。
透明ガラスと違い、視線を遮ることができます。
型ガラスの単板ガラスは、1枚ガラスで暖かくなったと体感するほどの効果がない為、おすすめしません。
ただし、複層ガラスの1枚を型ガラスにし、もう一方の1枚を透明ガラスにした複層ガラスは、
十分暖かくなったと感じてもらえるガラスですのでおすすめしています。
出典:YKKAP
お客様のご要望を聞きながら、一緒にガラスを選んでいます。
下記の画像は、
実際にお客様に施工させて頂いた、浴室仕様の内窓プラマードUの画像になります。
こちらのお宅には小さなお子様もおらず、窓位置も高いため、今まで浴室のガラスが割れるような事はありませんでした。そのため、強化ガラスは不要です。
つぎに外には視線を遮る目隠しガラリが取り付けてあり、既存の窓サッシには型ガラスが使用してあることから、外からの視線の心配もありませんでした。
このようなことから、一般的な複層ガラスを選びました。
施工時間は、1か所、30分から1時間程度で終了します。
大きさは約W1179✖H790の2枚建浴室用プラマードUで、
お値段は工事費込みでおよそ4万円になります。(お値段は店舗により異なり、価格変動によって変わります)
画像を見て、
外側に既存の窓、
内側に施工した内窓プラマードUがあるのがお分り頂けますか?
お客様から、
「断熱性が高まり、窓の寒さを感じなくなって、お風呂の時間が快適になりました」
と後日、連絡を頂きました。
施工業者としては、この時が一番うれしい瞬間です(*'ω'*)
【メリット】
既存の窓は、熱伝導率の高いアルミ製単板ガラスの窓サッシでした。
大きな面積を占めているガラス面の温度も低く、
熱伝導率の高いアルミの枠は、枠自身も非常に冷やされ、窓全体がとても冷たくなります。
下の画像をみてください。
出典:YKKAP
内窓の枠は、熱伝導率の低い樹脂のため冷えにくく、外気の寒さに左右されにくいのです!
そして、
ガラスは複層ガラスなので、既存の窓ガラスも含め室内までに3枚のガラスがある事になります。
窓と窓の間に空気層ができるため断熱性が高くなり、二重窓をつける事により窓から熱が逃げにくくなります。
暖められた部屋が冷えにくくなり、お客様がご希望された寒くない暖かい浴室を手に入れる事が出来るのです。
【デメリット】
窓が2つになった事で、窓掃除の手間が増える事と空気の入れ替えなど窓を開ける際は、
2つの窓を開け閉めしなければいけない事です。
そして内窓が取り付けられた分、部屋の窓周りの空間が少し狭くなったと感じるかもしれません。
アルミサッシの窓からは、たくさんの熱が逃げていきます。
暖房器具を浴室に取り付けたり、熱いお湯を追い炊きしたりしても、
窓から熱がどんどん逃げていきます。
そのためお風呂は寒いのです。
その寒く冷えたお風呂に入り、心や体を癒したり一日の疲れを取ったりできるのでしょうか?
今ある窓に、内窓を取り付けるだけで、寒さはかなり改善されます!
お風呂を解体する入れ替え工事は、とても大がかりなリフォームでお金と時間がかかりますが、
内窓の設置工事は1時間弱で終わり、とてもお手軽なリフォームです。
お風呂が寒く、
かつ、時間とお金がかかる大がかりなリフォームは難しいと考えていらっしゃる方は、
断熱効果の高い内窓お手軽リフォームをしてみませんか?
①今回の工事内容はなんですか?
お風呂場にプラマードUを施工してもらいました。
②なぜ施工したいと思われましたか?
母は身体障害者の為、家でのお風呂は湯船に漬かる事ができず、冬場でもシャワーだけの入浴です。そんな母に少しでも暖かくシャワーを浴びてもらいたいと思い、施工してもらいました。
③施工して良かった事・改善された事
お風呂場には、暖房も付いていますが、プラマードのお蔭で保温性が高まりました。また防音効果のお陰で、歌うのが好きな息子たちは、ご近所に気兼ねなくお風呂場で熱唱しています。
④工事後の感想
窓枠を白にした事で、とてもお風呂場が明るくなりました。
窓が明るいというのは、とても気持ちが良いです。
窓1つを変えただけで、お風呂での時間が快適になりました。
施工してもらって良かったです。
プロフィールにも書きましたとおり、わたしは富山県でサッシ屋を営んでいます。
この記事を読んでくださったかたが、
「うちのお風呂にも内窓を設置しよう!」と思われたとします。
そのとき、どこにリフォームを頼まれますか?
リフォーム会社、建設会社、サッシ屋さん、地元の大工さん・・・
たくさん思い当たる会社があると思います。
わたしのようなサッシ屋さんも、県内にたくさんあり、同じ商品を取り扱っています。
リフォームはどこに頼んでも同じではありません!
同じYKKapの二重窓でも、店舗によって値段はちがうんです。
たとえば、
わが社は1窓でも工事費無料でうけたまわっていますが、
他社は5窓以上で工事費無料とうたっており、同じ商品でも、工事費はもちろん、値引きなどもお店によって違うんです。
そのため、リフォームをお考えの方には、
ぜひ数社から見積もりをとって見比べていただきたいと思います。
では、
どこにリフォームを頼めばいいのか悩まれた方は、
こちらをご利用ください!
下記からお申し込みをされますと、最寄りの優良リフォーム会社を厳選してもらえます。
そのため、
誰でも!簡単に!無料で!数社から見積もりを取ることができるんです。
自分であちこち沢山のお店に、電話をする必要がありません!
優れた会社、かつ厳選された優良会社から届いた見積もりをよく吟味し、
一番安いお店を選ぶもよし、
一番対応が良かったお店を選ぶもよし、
断るも良し!
見積もりは無料です。
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